那須鳥山市nasukarasuyama

烏山城跡

烏山城跡は、那珂川県立自然公園の特別地域内に位置し、地元では八高山と呼ばれる独立丘陵頂部に築かれた栃木県を代表する山城です。源平合戦の折、扇の的を射落とした那須与一で有名な那須氏一族の末裔である沢村五郎資重によって、応永24年(1417)(※)築城されたと言われています。
城跡の保存状況も良く、東西に約350m、南北に約600mの範囲に五城三郭(本丸、古本丸、中城、北城、西城、常盤曲輪、若狭曲輪、大野曲輪)と呼ばれる曲輪群が存在しています。江戸時代には山麓に三の丸が築かれ、山城部分に主体があった中世から山麓の居館に移った近世にかけての城の変遷を見ることができ、東日本では少ない石垣を有する城です。
木々に囲まれた石垣や土塁など、古城の面影に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

※応永25年(1418)の説もあり、これは応永24年2月築城開始、翌25年正月に完成、入城という古記録の記載によるものです。
築城の由来に関しては、これらの説を含め諸説ありますが、考古学的にはまだ詳細不明であり、正確な築城時期は不明です。

住所 那須烏山市城山地区
電話 0287-88-6224(那須烏山市教育委員会文化振興課)

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※本サイトのデータは「とちぎ材のすすめ/発行元:栃木県環境森林部林業振興課栃木県林業センター/発行年月日:平成24年3月」を元に作成されています。

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