那須鳥山市nasukarasuyama

西山辰街道の大桜

樹高約13.5m、目通り約5.3m、樹齢約350年と言われる山桜で、那須烏山市の指定文化財(天然記念物)となっています。老木ですが樹勢は旺盛で、春になると周囲に伸びた巨大な枝に可憐な花を咲かせます。那須烏山市八ヶ代と高根沢町との境界の高台にあり、すぐ側を古道(辰街道)が通っています。木の根元には「桜観音(さくらかんのん)」と呼ばれる観音様が祀られ、古くからこの道を行き交う人々の憩いの場となっていたものと思われます。
別名「義家桜(よしいえざくら)」とも呼ばれ、その昔、源義家(みなもとのよしいえ)が奥州征伐(おうしゅうせいばつ)に赴く時に、ここで兵馬を休ませ、その際、持っていた桜の鞭(むち)を地面に挿したところ、やがて根付いて桜に成長したという伝承が残っています。
例年、4月10日頃に花の見頃を迎えるので、春のお花見に訪れてみてはいかがでしょうか。

住所 那須烏山市八ヶ代928-2
電話 0287-88-6224(那須烏山市教育委員会文化振興課)

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※本サイトのデータは「とちぎ材のすすめ/発行元:栃木県環境森林部林業振興課栃木県林業センター/発行年月日:平成24年3月」を元に作成されています。

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